競艇はギャンブルである~南鉄平アナ~

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下関の実況は「トシヴォイス」が担当している。桐生や平和島でも実況する坂田博昭アナや高石順成アナなどが所属するオフィスだ。今回は当地での実況頻度が高い南鉄平(みなみてっぺい)アナを紹介しよう。

今年でアナウンサー歴約11年になる南アナは、下関以外では大村や桐生の実況を担当している。また競艇以外ではJリーグやプロ野球の実況など、スポーツに精通している。

下関を担当して約4年になるが、「聞きやすい」「あまり噛んだところを聞いたことがない」「描写が正確」「そつない印象」などファンからの評判は高い。レース前にピットで取材をするそうで、その情報を待機行動中に織り交ぜることも特長といえよう。

思い出のレースは初めて競艇の実況をしたレースだそう。「お金がかかっている競技なので、他の実況では経験がないくらい緊張しました」。この言葉が証明するように、南アナが競艇の実況をするときには、競艇はギャンブルであるということを念頭に置いているという。しかし、2010年7月の大村でのこと。このレースは地元の真庭明志がデビュー8年、23度目の優出で待望の初優勝を飾った。「この時ばかりは『真庭選手、おめでとう!』という気持ちを込めて、ボートレースはスポーツなんだという視点で実況しました」と、その時の状況に応じて、実況の内容も変えている。