下関
新ペラ制度で好調な石野貴之と松本晶恵
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6月3日に誕生日を迎える石野貴之と松本晶恵は、新プロペラ制度導入後の調子がいい。
石野は前々期(11年5~10月)のF2の後遺症からか、前期(11年11月~12年4月)は本来の力を十分に発揮できなかった。3月の若松MB大賞で準パーフェクト優勝を飾った時には、これで一気に復調するかと思われたが、リズムは思うように上がってこなかった。
しかし、新プロペラ制度が導入されると、石野は覚醒した。一説には「記念を獲るより難しい」と評される住之江GWシリーズで、存在感を見せつけ優勝した。コース不問の力強い走りが印象的だった。その勢いに乗って続く蒲郡でもV!!
住之江はおろしたてのエンジンながら2連対率45%の好素性機、蒲郡は新エンジンでの快進撃だった。事故による足かせがなく、エンジンが並以上あれば、やはりこの選手は強い!! そう感じた2節だった。今後、SGでもいいエンジンを引ければ、ふたつめのビッグタイトルも夢ではないだろう。
松本も新ペラ制度開始後、急激に調子が上向いているひとり。過去にはA1にも昇格したことがある実力者だが、近況は5点後半から6点前半で推移し、A2を維持していた。しかし、前期は5.07まで勝率を落としてB1級に降格してしまった。一番の要因は6着が増えたことにある。松本は道中の粘り強さが特長だったが、前期はその走りがあまり見られなかった。
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