声と素顔にギャップ!?~市岡学アナ~

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競艇のメッカ・住之江で実況を担当しているのは市岡学(イチオカ マナブ)アナ。アナウンサーとしてのキャリアと当地担当歴が同じ22年ということなので、まさに住之江生え抜きのアナウンサーといえる。

市岡アナの喋りの特長は、とにかく冷静であること。フライングが発生した時(スタートが際どいものも含めて)には、「お知らせします。第○Rにおきまして、フライング欠場艇があるかもわかりまりません」と何よりも優先してアナウンスする。転覆などのアクシデントが起きても「あぁ~」や「おぉっと」といった絶叫は聞いたことがないし、道中熱くなる場面でも声のトーンを変えることなく的確に状況を伝えてくれる。

どのレース場でも、ある程度実況の「型」のようなものがあるが、市岡アナの場合は、それが完全に確立されているように感じる。前述のスタートのほかに、2M手前で「スタート正常」コール、3周1Mで先頭艇の決まり手のおさらい、最終コーナーで2連単・3連単のオッズ、優勝戦では優勝者の詳細データなどの要素をほとんど漏れなく盛り込んでくる。

聞き心地のいい声で、冷静な実況をするので、市岡アナの人物像は堅いのではないかと想像する人が多いようだが、素顔はファンキーで気のいい大阪人。好きな選手を聞くと「引退された大阪支部の女子レーサー・金平久美子選手ですね。理由? いつも僕の実況を褒めてくれてたから」。アナウンサーをやっていて良かったと思ったことは?「こんな僕でもファンがいること」。ファンへのメッセージをお願いすると「今後も競艇、並びに住之江の市岡(独身)をよろしくお願いします」。と答えてくれたように、一言一言に「くすり」とくる笑いの要素を織り交ぜてくる。こんな素顔を思い浮かべながら、住之江の実況を聞いてみても楽しいのではないだろうか。