初めての全国GIを流血しながら実況~川村賢治アナ~

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びわこは前半担当の川村賢治(かわむらけんじ)アナと後半担当の西山光樹(にしやまみつき)アナの2人で実況を行っている。今回は川村アナにスポットを当ててみよう。

05年4月に琵琶湖の展示航走の放送が初仕事で、翌年4月に実況デビューを果たした。その後、ラジオ番組の競輪・競艇のレース展望・結果の担当を行った。

情景描写が的確な川村アナの実況だが、本人もその点は意識しているようで、「音声だけでレース内容が伝わる実況を目指しています」と話す。

体が資本のアナウンサーという仕事。それだけに体調管理や喉のケアには人一倍気を使っているという人が多い。川村アナもその点を強く意識しているようで、「人混みではなるべくマスクをしています。また、睡眠不足にならないように注意しています」と。

しかし、不慮の事故や避けようのないアクシデントに襲われることだってある。川村アナの思い出のレースはまさにそんなレースだったという。「2009年新鋭王座決定戦の前検日の帰り道。駅のエスカレーターで思いっきり転倒してひざを強打、出血したんです。わざわざ病院に行くことはないだろうと思って、応急手当だけして翌日競艇場へ行きました。初めての全国GIの実況だったため、緊張の度合いはマックス。そんな中、ひざからたらたらと血が流れている状況。流血しながら喋ったことは、後にも先にもこの時だけで、すごく印象に残っています」。