古川健は外でも軽視禁物

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3月25日浜名湖で2回目の優勝を果たした古川健。このシリーズは、舟足上位で優勝濃厚と見られていた桐本康臣と今坂勝広が準優勝戦で敗れる波乱が起き、唯一逃げ切った古川に優勝戦1号艇が転がり込んできた。自身初の優勝戦の絶好枠だったが、そのチャンスを見事に生かして09年9月児島以来約2年半ぶりに美酒を味わった。

古川はスタートが持ち味の選手。ここ数年の平均スタートランキングでもほとんど100傑を外したことはない。前期は14で今期は15と、一般戦とはいえほとんどのレースで主導権を握っている。しかし、そのアドバンテージを生かせているかと言えば、そうとも言い切れない。というのは、1Mのハンドルに迷いが見られるときがあるからだ。せっかく有利な状況を作っても、判断に迷って取りこぼしているシーンをしばしば見かける。また事故が多い点もウィークポイントのひとつ。これらが改善されれば、初のA1級昇格の可能性もグッと高まるだろう。