ご報告です

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既に、マクールのX(旧Twitter)などでご存じの方はいると思いますが、弊社(有限会社アップライト)の社員で、ボートレース鳴門の実況業務を担当していた桃井雄也アナウンサーが、明日(31日)付けで退職することになりました。桃井アナ本人から私に退職の話が出たのは、ゴールデンウイーク開催直後の5月8日の夜でした。話した内容の詳細は、桃井アナの個人的な部分もあるので、詳細はここに書けないのですが。ただ、どうしても桃井アナが実家(東京)に戻らなければならず、鳴門で仕事を続けられなくなったことが最大の理由で、社長の私としても「わかりました」としか言えなかったという、苦渋の結論でした。

今から12年前、前任の会社が鳴門の実況業務契約を更新しないというところから、弊社に引き継いで欲しいという依頼がありました。ただ、当時は護岸工事の休催期間を2年後に控えていることもあって、人選はかなりの期間を要しました。とにかく、どんな環境でも上手く人間関係をやっていける人材を最優先に採用することを一番に考えていました。数ヶ月で10人以上も面接をしたのですが、採用までには踏み切れずの連続でした。焦りが出てきた業務スタート4ヵ月前の12月初旬、ラジオ日経レースアナウンス講座の事務局長から、「喋りはう~んだけど、小林さんが求めている人に合うと思いますけど」と言われたのが、当時23歳の桃井アナでした。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。