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- 予測できない暴風雨にご用心
- 今年のグランプリ争いは熾烈
- 高塚清一75歳6か月で優出
ヤマ:今回、波の特集をやるにあたっていろいろと資料を見て気付いたこともあるので、ここでもちょっとその話をしようかな、と。
ミヨシ:ほう?
ヤマ:江戸川のお盆開催では連日10メートルを超えるような風が吹いて4日間しかできずに中止打ち切りになったでしょ。しかも4日目は順延していたし…。江戸川に限らず、今年は天候の影響で中止が相次いだ印象がある。
ミヨシ:確かに。しかも台風が来て中止というのならわかりやすいところもあるけれど、台風じゃなくても突然の暴風雨で中止になったり…。
ヤマ:そうだよね。
ミヨシ:局地的な暴風雨は予測が難しいんだろうね。報道でもよく「記録的な…」みたいに報じられているけれど、過去のデータがあまり参考にならないようなことがそこかしこで起こっている。そう言えば三国では、レース場に直接的な影響がなかったにしろ、前検前日に交通網が遮断されて中止ってこともあった。
ヤマ:そうだった。自然の下でやるものだとはいえ、自然の脅威を真夏に思い知らされた気がする。
ミヨシ:それに中止にならないまでも、いきなり風が吹いたり、雨が降ったりして、スタートを見合わせることも多かった気がする。
ヤマ:確かに突然の集中豪雨でレース開始時間を延期っていうシーンはたくさん見たな。
ミヨシ:30分ぐらいするとピタッと止んだりして…。
ヤマ:そういえばメモリアルの優勝戦も突然風が変わったよね。
ミヨシ:そうそう。あの時も30分後には何もなかったかのように無風になってたからね。
ヤマ:30分後に無風になると最初から分かっていたら、そこまでスタート時間を延期することだって考えられるだろうけれど、そんな精度で予測することは難しいだろう。それに風が変わったとはいえ、ムチャクチャ吹いてレースができないような状況だったら仕方ないけど、変わったというだけじゃ延期は出来ないよね。
ミヨシ:風が変わると選手も困るだろうけれど、買ってる方も困るんだよ(苦笑)。
ヤマ:それは言える(笑)。
ミヨシ:この風じゃオレの予想ムリだからって、舟券を買い換えることはできないからね(笑)。
ヤマ:ハハハ(笑)。その意味ではファンも迷惑を被ったわけだな。ただ、選手にとってはかなり深刻な変化だったんだろうね。だって地元の菊地孝平がスタート遅れるなんてことは考えられない。
ミヨシ:ホントそれ。
ヤマ:日本で一番スタートが早い選手が、しかも地元でスタート遅れることになるなんてね。その一方ではふたりの選手がフライングをしているわけだから、どれだけ困難な状況だったか。
ミヨシ:自分はあの時にピットにいたけど、菊地は何度も風を確認するため水面を直で見に行ってたんだよね。
ヤマ:結果的にふたりがフライングしたわけだし、菊地がそれだけ神経質になっていたのも仕方ないでしょ。
ミヨシ:あの後、菊地が偉いなと思ったのは水神祭が終わるまでずっと待っていて、最後に片岡雅裕に「おめでとう」と声をかけてから帰っていった。悔しかったはずだけど、それは見せずに…。
ヤマ:勝者をねぎらったわけだ。しかしこういう天候はこれからも当たり前のようになるのか…。
ミヨシ:台風だって、これまでには考えられなかったような動きをしていたりしますからね。
ヤマ:ウム。台風で思い出したけど、昔、本誌創刊前、女子選手を追っかけていた頃に、徳山で台風に遭遇したんだよ。それでレースが中止になってね。
ミヨシ:うん、うん。
ヤマ:しょうがねえなと唐津でも女子が走っていたからそっちに行こうかと思ったけど新幹線も止まってしまったし、徳山に泊まることになってね。だけど、メシ屋もやってないから、友達がひとり買い出しに出たの。
ミヨシ:そのメシがヤマケイさんには足りなかったというオチじゃないでしょうね?
ヤマ:違うって(笑)。もっと深刻で、そいつがさ、血みどろになって帰ってきたんだよ。
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