西山貴浩の3,000字を超える真面目なインタビュー

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前半戦のハイライト

前半戦の思い出は、飲んで朝帰りした時にヨメさんに怒られて…、その2日後にもう1回やっちまって…。死ぬかと思いました(笑)。ついつい楽しくなっちゃってドンチャンしてしまって…。
今年は忙しいですね~。レースも詰まっていますし、レースがない時はトークショーに行ったり、マクールっていう会社の無茶な撮影が入ったりするから。家族の不満が酷いです。家に帰る時は知らないオジサン(選手)を連れて一緒に帰ったりするもんで。でもそれも仕事だと思っていますんでね。8月は家族旅行に行くので、しっかり家族サービスしてきます。まずはやっぱり(3月の)唐津のGI(ダイヤモンドカップ)ですよね。来年の3月に若松でクラシックが開催されるので、今年はその権利取りのことしか頭になかったです。でも一般戦で優勝6回っていうのはキツいなって思ってて。そもそも一般戦を走る機会もそんなに多くないですし。
記念を走ってる人って、クラシックの権利を取るのが結構大変なんですよ。「えっ、この人おらんの?」みたいなことがいっぱいありますもん。今年の戸田クラシックに僕がいなかったように(笑)。だから記念を優勝するしかないなと。それを3月の段階で決めることができたのはデカかったです。
それにしても唐津は流れが来てましたね。天候も味方(6号艇時に中止等)してくれましたし、若松の施行者さんが、勝たせようとしてくれとんのかなって思いましたもん。唐津だけ雨を降らしたり強風を吹かせたり(笑)。オーシャンカップの時も、僕のレースだけ雨が降ったりしたんですけど、味方にはなってくれんやったっす。

芦屋でF「スタートした瞬間、やっちゃったと思いました」

ただ、芦屋周年のFはやってしまいました。起こした時にはもう早いと思ったんですけど。80、45メートルラインを越えた時もやっぱり早いなって。スタートラインの直前にハンドルを左右に1回ずつ入れたんです。そうするとコンマ02くらい遅くなるんですけど、それでも結果は+03。ハンドルを入れていなかったら+05以上の非常識Fだったと思う。全体的に速いスタートだったけど、僕がハナを切っていたのは分かってたので、(失格)ランプが点いた時は僕だろうな、と。
僕は一か八かの勝負はせず、必ずと言っていいほどレバーを放るタイプ。他の5人が自分より前にいたとしても、釣られることなく自分が早いと思ったら落とします。だってフライング休みで1か月も家にいたら、酒を飲み過ぎて太ってしまうやないですか。でも何より自分を応援して買ってくれたファンに対して申し訳ないですもん。チャレンジカップに出られなくなったのは正直、痛いですね。

地元・若松愛