
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
今の状況は、調子とか成績で考えると、決していいとは言えないんですけど、課題が明確になったので飛躍のチャンスという感触があるんですよね。以前はただガムシャラにやっていただけでした。でも今は課題に気づけた分だけ、ガムシャラなままよりも良かったんじゃないかと思っています。
明確になった課題というのは、大まかに言うとスタートと道中の走り方に関することです。それまでも全体的にレベルアップしなきゃいけないという気持ちはずっとあったんですが、ぼんやりしていたんですよね。それでいろいろと手を出したものの、手応えがなかったというか…。
それが3月の宮島MB大賞から次の福岡、そして唐津ダイヤモンドカップの3節で、スタートと道中の走り方の部分が大きく足りないということに気づいたんです。そこから改善しようという意識で取り組んでいて、それができたら上の舞台に行っても面白いんじゃないかなって…。今は何が自分にとっての正解なのかを探りながら、少しずつ変えていってるところです。
GⅡの優勝戦や唐津のGIの予選道中で走りながら、今自分が考えていることが噛み合えば、もう少し上の順位で準優に乗れただろうと感じましたし、自分が大きく変われるんじゃないかって感覚が得られました。
具体的に言うと?スタートに関しては質ですね。タイミングよりも質。そして道中については駆け引きです。これまではGIだと簡単に道中でさばかれていました。もっと走る位置を意識して、逆に自分がさばけるように…。ちょっとした考えの違いなんですけど、なんとなくやっていたことを、きちんと頭の中で考えるようになった感じです。
これまでは滋賀の先輩で言ったら馬場貴也さんのようなかっこいいターンに憧れて、外見というか見てくれの部分だけをマネしようとしていた自分がいたわけですよ。それだけだと勝ちにはつながらないんですよね(苦笑)。
基本的には展示タイムは出ない方なんですけど、あの節は展示タイムから良かったです。2節前に萩原秀人さんが乗って大きく叩き変えられていたプロペラで、自分がやったことないような形だったんですよね。それまでの自分なら乗り心地が悪くなりそうだからと避けてきた形でした。
そういう形が得意な下條雄太郎さんに節間ずっと調整を相談しながらやっていたら、伸びながら乗りづらさもないという状態に仕上がっていきました。あれは不思議な感覚でしたね。
ただ、その後にその形に叩いたからといって、同じように仕上がるということはまだないんですけど、それまで自分がだいぶ型にはまっていたなって思いました。もっと飛び出してもいいんじゃないかなって。
8月に30歳になります。やっぱりそのことについてはかなり意識しますね。もっと20代の内に結果を残したかったし、残せるとも思っていました。もうすぐ30歳となった今は焦りがあるというか…。もうすぐ自分の旬が終わってしまう…、旬っていうのは体力的な部分ですよ(苦笑)。
その一方で、若い頃には持ち得なかった精神的な部分での成長は感じます。それは家族が増えたことも影響していると思います。
この10年でかなりの失敗をしてきたので、この経験をいい方向に生かしていきたいですね。だから30歳になること自体にネガティブな気持ちはありません。むしろワクワクしています!
最近はすごく悩んでいますね。ターンを見てほしいとか、まくり差しに自信がありますって、今までは思っていたんです。だけど上を知れば知るほど、そんなにすごいターンを自分ができているとは思えなくなりました。
だから最近は、泥臭く最後まで追いかける、…そういう選手になろうと思っています。あきらめない姿勢を見てもらいたいですね。
自分の長所は、技術的な部分ではないんですけど、集中力だと思っています。最終日まで気持ちを切らさない、その辺のコントロールには自信があります。僕は小学校からずっと野球をやっていいました。でも中学、高校とずっとレギュラーにはなれなかったんです。補欠ってシンドイじゃないですか。それでも出られるチャンスをずっと待って努力をして、あきらめずにやってきたのが、今に生きているんじゃないかと思います。
津のGIで負けて(※23年津周年、1号艇で優出するも6着)、GIってやっぱり遠いな、SGって遠いなって思わされました。でもそんな中で同期がGI獲ったり、SGで常に走ってくれていることで、自分もまだやれるって支えになってくれています。
津で負けた後、逆の立場だったら絶対に声をかけづらいと思うんですけど、羽野直也はすぐにメールをくれて、今までGIで優出することなんてできなかったんだから、落ち込むよりもこれまでで一番いい成績を残せたと調子に乗って前に行くだけだって言ってくれました。気持ちを切り替えるきっかけになりましたね。
滋賀支部の後輩が元気?そうですね。澤田尚也クンは自分のケツを叩いてくれるような存在です。中島秀治クンもいいターンをしますし、成績も上げています。でも、自分としては後輩に負けないようにと考えるんじゃなくて、馬場さんや丸野一樹さんに追いつくためにどうすればいいのか、と考えるようにしています。下を見て焦るよりも上を見て向上したいです。
しっかり予選をクリアして優出を増やしたいですね。成功体験を増やしていくことが、今の自分には必要だろうなと思っています。記念でも雰囲気に気後れするようなことはなくなったので、今後は記念やSGをより意識していきたいですね。
優勝回数が少ない?痛いところを突かれました(苦笑)。やっぱり優勝戦に1号艇で乗らないことにはなかなか優勝ってできないと思うんですよ。1号艇での優出を増やすためには、予選でのスタートのバラツキを減らすことがまずは必要だと思っています。最初に言ったように、今はそこを改善している最中なので、今後どうなっていくのか見てもらえたらなと思います。
マンスリーBOAT RACEの桧村賢一が舟券攻略の持論を展開します。狙い目レーサーや超抜エンジンも紹介。
ボートレースに関する基礎知識から深い知識までを完全網羅。このコラムを熟読すればあなたもボートの鉄人になれる!
マクール客員編集長・西山貴浩による爆笑コラム。16年2月号から連載開始し100回以上続く人気コラム。
編集長・渡辺がボート界の“モヤモヤ”に切り込み、賛否渦巻く話題を大胆に考察。
令和の「梁山泊」が爆誕!舟券攻略に命を燃やす者たちの熱き戦。毎月テーマを変えてデータを研究・発表するコラム。
2011年より掲載していた現役レーサー西村美智子のブログがコラムコーナーにてリニューアル。
今やボート界の顔ともいえる人気者・永島知洋が、満を持してコラムを執筆。これを読むときっと旅打ちに行きたくなる!?
ボート配信でもお馴染みの“シマレナ”こと島田玲奈が綴る、爆益を目指す“社長”のリアルをたっぷりにお届けします。
報知新聞・藤原邦充記者による硬派なコラム。全国のレース場で取材を積み重ねてきた見地から、艇界をズバリ斬る。
編集長・渡辺と副編集長・上杉による社説。艇界の今を分析し、忌憚ない意見を述べる。
九州を拠点に、若手選手に精通するスポーツ報知・井上泰宏記者。卓越した取材力を駆使し、選手の“素”を読者にお伝えする。
ボートレース芸人すーなかのコラム。22年8月号より「コラムのピット」にて連載開始。軽妙な論調でボート愛を語る。
MC&リポーター濱野智紗都のコラム。24年9月号より「コラムのピット」にて連載開始。ボートレース強火オタクとして愛を持って発信。
元競輪選手・日野未来のコラム。25年3月号より「コラムのピット」にて連載開始。ボートレースに注ぐ熱いまなざしを余すことなく綴る。
本誌「マクール」の創刊から携わってきた山本圭一が、ボート界・最近30年の動きを1年ごとに伝える。
ボートレース児島の攻略コラム。水面傾向や風、季節ごとの狙い目まで網羅します。
ボートレース福岡の攻略コラム。水面傾向や風、季節ごとの狙い目まで網羅します。
ボートレース大村の攻略コラム。水面傾向やモーター情報、季節ごとの狙い目まで網羅します。
戸田
戸田
丸亀
住之江
下関
戸田
戸田