
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
僕なりにはけっこう飛躍できた年だったなと思っています。その前の年、22年にはF2をしてしまったんですよ。そこで考え方を変えたのが良かったんだと思います。具体的に言うと、エンジン出しについてより考えるようになりましたし、コンスタントにコンマ10のスタートを行くのを意識するようにしましたし、旋回の質を上げることにも取り組んできました…。こう言うと、考え方を変えたというより、それまであまり考えてなかったというのが正しい感じですかね(苦笑)。でも、いろいろと考えるようになったのは確かです。A級になったことで、A級の自覚を持たないといけないと思ったことも大きかったです。
1着が増えた?そこはかなり意識しました。スタートとエンジン出しが以前より良くなったことがその結果につながったんだと思います。やっぱりエンジン調整が安定してくると、スタートの安心感が増すんですよね。以前だと、恐る恐る行くこともありましたけれど、アジャストしないで行けることが増えました。だいたい7割くらいは全速で行けていると思いますよ。スタートで抜け出してまくり切るみたいなレースが増えました。
スタートが上向いたのは、定時定点や、展示の時の風の吹き方をより意識するようになったからです。メモもすごく取るようになりました。もともと得意と感じている部分だったんですけど、もっと磨こうとスタートについて先輩方からアドバイスをたくさんいただいたんですよね。スタートが早い中村日向さんに相談することも多かったです。結果として、平均STも上げることもできたので、これを保ちつつ、今後は他の部分をもっと磨いていきたいと思っています。
A2級になった段階で、次の期にはA1級ということは目標にしていました。だから自分自身としては出来すぎだとは思っていません。それより優勝できなかったことの方に悔いが残るというのが正直な気持ちです。
宮島では1号艇で優出ということもありました…。あの時に優勝できなかったのは、早いスタートを行ききれなかった自分のせいです。でもその失敗から多くのことを学べましたし、確実に糧になっています。
同期はメチャクチャいい刺激になっています。大澤風葵はもうGIとかも走って結果を残していますし、負けたくないなって気持ちになります。最優秀新人、僕も意識して走っていたんですけど、なかなか優勝できなくて…。もう風葵なのかなって思ってます。それでも1着の回数だけは負けないって、すごく意識していました。
四国地区選のあっせんが入ったことはうれしいですね。GIは初出場ですけど、出るからには優勝するつもりでいます。前回の中村日向さんの優勝にはメチャクチャ刺激をもらいました。
あの時は丸亀のレース場で見ていたんですよ。あの優勝で、僕もこういうレーサーになりたいって気持ちになりましたね。人に影響を与えられるような…。すぐ上に日向さんみたいな先輩がいることは、自分にとってとても大きいことですよ。
支部の後輩にも上手い選手が何人も出てきているので、抜かれないように必死です(苦笑)。若手みんなで一致団結して強くなろうという気持ちが、香川支部は他の支部よりも強いんじゃないかって僕は感じています。
誰が引っ張っているってこともないんですけど、先輩たちが背中で見せてくれているんですよ。それを見て後輩も、自分たちも負けていられないって…、そんな感じですね。練習もみんな熱心ですよ。そこからお互いに刺激し合っています。
僕の師匠は深川和仁さんです。兄弟子に木谷賢太さんがいて、その下が僕です。木谷さんには選手になる前から何かと相談させてもらっていたので、もし選手になれたら木谷さんにお世話になるって決めていたんですよね。その流れで深川さんの弟子にしていただきました。
まだ優勝できていないのはペラの調整力が足りていないからなんでしょうね。もちろん他にもあるんでしょうけど、一番はそこかなって…。
ゾーンに入っている時はいいんですけど、節間でもゾーンから外れてしまうことがあるんですよ。例えばずっと晴れていたのに、雨が降ったり、湿度や気圧が大きく変わった時に対応する力が、今の僕にはないというか…。そこで大敗して、得点率順位を下げてしまうことがけっこうあります。結果として優勝戦にいい枠で乗ることができなくなるわけです。
たぶんもっと大きく叩き変えたりしなきゃいけないんですよね。今までは微調整をするだけで、走り終えた後に「もっとこうしておけば良かった」みたいに振り返ることが多かったんです。もちろん、大きく叩くことで悪くなる可能性もあるんですけど、そこにちょっとビビりすぎていたんじゃないかなって…。
というのも12月の福岡で2日目に転覆した節があったんですよ。転覆の後、天候が大きく変わった日に、こういう機会だし大幅に叩いてみようってやってみたんです。そうしたらかなり上手くいったので、やっぱりこういう思い切りは必要だなって思いました。
まずは本当に早く優勝したいです!そしてもっとパンチのあるレースをしたいなって思います。どこからでも勝てる、お客さんが買って面白いレーサーになりたいですね。3コースからまくり差しとか、オッ!?って思われるようなレースをもっと見せたいと思っています。
今はスタートを行って攻めるっていう印象を持たれることが多いのかもしれませんけど、もっと旋回で魅せることができる選手になりたいって感じですかね。
ヤングダービーには出たいって思っていますし、出るのは当然ぐらいの気持ちでいます。桐生との相性?エ~!桐生でやるんでしたっけ(苦笑)。桐生、走ったことないんですよ。走りづらそうなイメージはありますよね。今年は何度か呼んでほしいです。あっ、でも同期の風葵がいるのは心強いですね(笑)。
2024年はもっと頑張りますので応援してください!
注目ワード
現役レーサーの大山千広のインタビューコラムです。レースのことやプライベートについて自由度高めでお届けします。
マンスリーBOAT RACEの桧村賢一が舟券攻略の持論を展開します。狙い目レーサーや超抜エンジンも紹介。
実況アナウンサーの小林習之のコラムです。30年以上ボートレースに携わってきた中で見たことや経験したことをお伝えします。
マクール客員編集長・西山貴浩による爆笑コラム。本誌では6年以上続く人気コラム。
愛知支部レーサーによるリレーコラム。支部の全選手が担当するまで終わらない!?
本誌目玉のレーサーインタビュー。最も旬な選手や際立ったトピックがある選手にじっくり話を聞く。
報知新聞 藤原邦充記者による硬派なコラム。全国のレース場で取材を積み重ねてきた見地から、艇界をズバリ斬る。
オートレース界のトップレーサー。ボートレースにも造詣が深く、オートとボートの違いを比較しながら、選手目線の気付きを語る。
元選手・芦村幸香によるコラム。下関YouTubeのMCなどでおなじみのトーク力で、本誌読者も楽しませる。
本誌編集長の渡辺と主筆の山本による社説。艇界の今を分析し、忌憚ない意見を述べる。
今やボート界の顔ともいえる人気者・永島知洋が、満を持してコラムを執筆。これを読むときっと旅打ちに行きたくなる!?
17年4月号より連載開始。夏はトライアスロン、春秋冬はマラソンやロードバイクレースに参加していることがタイトルの由来に。
連載期間は22年を超え、本誌最長連載コラムを更新中。問答無用に艇界を斬る論客へのファンは多い。
主筆・ヤマケイと編集委員・田中による対談。ボート界の時事的な話を中心に編集部のじじーが好き勝手言い放つ。
ボートレース芸人すーなかのコラム。22年8月号より「コラムのピット」にて連載開始。軽妙な論調でボート愛を語る。
ボートレースの歴史を紐解く。歴史の語り部が送る温故知新。名勝負を再び世に記し、ボート界を作ってきた選手たちの走りが蘇る。
ボート配信でもお馴染みのシマレナこと島田玲奈が、5月号よりコラムを連載開始。爆益を目指し奮闘する“社長”に注目!
全国のBTSにて開催される「目指せ!ボートレーサー!!!」をテーマにしたトークショーのレポートコラム。
マクール創刊30年を記念し、全国24場のボートレース場にまつわるクイズ。なかにはマニアックな問題も!?あなたはいくつ答えられる?
九州を拠点に、若手選手に精通するスポーツ報知・井上泰宏記者。卓越した取材力を駆使し、選手の“素”を読者にお伝えする。
本誌「マクール」の創刊から携わってきた山本圭一が、ボート界・最近30年の動きを1年ごとに伝える。
ボートレース大村の攻略コラム。水面傾向やモーター情報、季節ごとの狙い目まで網羅します。
ボートレース児島の攻略コラム。水面傾向や風、季節ごとの狙い目まで網羅します。
2011年より掲載していた現役レーサー西村美智子のブログがコラムコーナーにてリニューアル。
MC&リポーター濱野智紗都のコラム。24年9月号より「コラムのピット」にて連載開始。ボートレース強火オタクとして愛を持って発信。
ボートレース福岡の攻略コラム。水面傾向や風、季節ごとの狙い目まで網羅します。
平和島
平和島
徳山
徳山
尼崎
丸亀