ボートレースと事故を考える&大山千広インタビュー
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人身事故防止策の歴史
レースに事故はつきもの。1レースあたりに何らかの事故が発生する確率は約7%。そのうちのおよそ3分の2を占めるのが転覆などの失格。その都度、選手たちは危険にさらされるわけだが、大半は軽傷程度で済んでいる。
しかし、なかには重大な事故に発展するケースもあり、治療日数が11日以上に及ぶ人身事故の件数の推移を示したものが上のグラフだ。
昭和52年頃には年間で約250件を超えていたが、平成5年には150件程度まで減少。しかし、平成8年には再び200件超まで増加し、平成18年に100件まで減少した。その後数年は100件前後で推移していたものの、それ以降少し高くなり、最近は170件前後で推移している。
これを見ると、数年周期で増減を繰り返していることがわかる。なぜこういう傾向を示すのか。それは選手が慣れてくるからだ。
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