今、狙える選手に訊く～末永和也インタビュー～

ダメ押しからの変化

9月の津ルーキー戦で得点トップ争いをしていて、結局トップにはなれなかったんですが、準優は1号艇だったんですよね。レースでメチャクチャ緊張してしまい、スリットは同体だったのに1マークでは自分のターンができずに差されて2着…。緊張してしまった自分が情けなかったし、こんなところで緊張しているようではこの先やっていてもダメだろうなって思いました。それまでも準優1号艇では2回ぐらい飛んでいたんですけど、あれがダメ押しでした(苦笑)。これは気持ちの入れ方を変えなければダメだな、って。

師匠の上野真之介さんにはすべてを教わってきましたが、レースを楽しんで、どうすれば勝つ可能性が一番高いのかを考えろ、とよく言われていました。だから緊張するよりは楽しもう、得点トップじゃなくても、1号艇じゃなくても、勝つ可能性はあるんだから、お客さんに魅力を感じてもらうような、勝って楽しいなと思えるようなレースをしよう、と。結果的にはそこから優出も続いてるし、良かったのかなと思っているところです。