新SG覇者・佐藤隆太郎、“壁”を超えた初優勝の裏側

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初優出にして堂々の逃走V

3月若松で行われたクラシックで今年もSGが開幕。佐藤隆太郎選手が予選トップ通過を果たし、準優、優勝戦と逃げてSG初優出にして優勝を飾る快挙を達成しました。昨年の8月にまるがめのメモリアルでSG初出場、10月には戸田のダービー、12月には住之江のグランプリシリーズを走っていますが、いずれも予選落ち。SG戦線ではまるで見えない壁にぶつかっているように見えました。ただクラシックの少し前、戸田の関東地区選では通算4回目のGI優出。年間7Vを挙げてブレイクした昨年の勢いを今年も継続していることを感じさせました。2号艇で乗っていた地区選の準優は、1号艇が直前の大村でGⅡ優勝を飾ったばかりでもあった地元の佐藤翼選手をジカまくりで撃破。GI初Vには手が届きませんでしたが、気持ちの乗った攻めっぷりでした。

井上泰宏

1986年生まれ。福岡県北九州市出身。大学卒業後ボートレース関係の会社に就職。2015年から日刊紙記者としてボートレース若松を担当後、2020年からボートレース芦屋に常駐。趣味は釣り。車のシート下に餌が転がり込んだことに気づかず、しばらく異臭を放ち続けたのがトラウマ。