ライバル心が選手を強くする

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協力と競争の共存

「○○選手のアドバイスのおかげで良くなった」とか「○○選手に聞いてみます」といった選手のコメントを目にしたことや聞いたことのある人は少なくないはず。水面では「我こそが」とひとつでも上の着順を目指して走るのがボートレーサーですが、ピットでは互いに情報を共有しながら調整作業を進めることも少なくありません。独自のスタイルで調整をして情報共有をすることが少ない選手だとしても、レースや試運転後のボートを引き上げるエンジン吊りと呼ばれる作業などは協力して行います。同世代の選手が集まるルーキーシリーズではその時の空気感も含めてSGやGI、さらには一般戦とも違った雰囲気が漂います。

井上泰宏

1986年生まれ 37歳。福岡県北九州市出身。大学卒業後ボートレース関係の会社に就職。2015年から日刊紙記者として若松ボートを担当後、2020年から芦屋ボートに常駐。趣味は釣り。車のシート下に餌が転がり込んだことに気づかず、しばらく異臭を放ち続けたのがトラウマ。