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5月末から6月にかけて、たまたまではありますが、3つのGⅢの取材に行ってきました。まず5月に若松で行われたオールレディース、そして担当場である芦屋のマスターズリーグ、最後はからつで行われたウエスタンヤングです。それぞれレディースチャンピオン、マスターズチャンピオン、ヤングダービーと、優勝でPGIへの優先出場権を得ることができるトライアルレースでもあります。
どの現場でも普段に比べるとピットが和気あいあいとしています。同支部が集まるGW戦などの里帰り戦もそうですが、水面では敵であっても、気心の知れた仲間が多いからこその空気感ですね。
まずは若松のオールレディース。予選トップ通過を果たしたのは平高奈菜選手でしたが、レース直後にそのことを伝えると「え?本当に? ドリームで5着を取ってしまったし、仕上がりも良くないから全く考えていませんでした」と目を見開いて驚いていて、このやりとりを見ていた選手から笑い声がこぼれていました。ただ、準優はパワー不足が顕著に出てしまい4着で優出を逃す結果に…。節一を争うほどの強力だった土屋千明選手と土屋実沙希選手に完全にパワー負けしてしまいました。
最終的には予選3位から優勝戦1号艇になった中谷朋子選手が優勝。危なげなく逃げて若松初優勝を飾りました。印象的だったのが5日目前半の6号艇で前づけからインに入って逃げたレースです。深い起こし位置からコンマ03のSを踏み込んで速攻。全艇が0台のスリット合戦で難しいレースだったはずですが、「早いけど入っていると思っていました。(深い起こし位置は)慣れてますから。むしろ、起こしが浅くなった方が難しいぐらいです」と経験値の高さで対応してみせました。
芦屋のマスターズリーグは序盤から技の応酬を楽しませてもらいました。気心が知れた仲ということは、手の内も知った仲ということ。付き合いの長いマスターズ世代ならなおさらです。それぞれのレーススタイルを熟知しているので、相手の良さを出させないようなレースも、良さを利用するようなレースもありました。そんな想像を膨らますことができるのも、マスターズリーグの楽しみ方のひとつなのではないでしょうか。多くの駆け引きを一瞬の判断で行うベテランの激突は非常に見応えがありました。優勝したのは4カドからまくった角谷健吾選手。強い向い風も利した豪快なレースはまだまだ若々しい! 4月には準優で滝沢芳行選手、山田哲也選手、飯山泰選手が準優でまくって優出(飯山選手は2着)、5月には三角哲男選手がカドまくりで優勝して全24場制覇を達成と最近の芦屋では、まるでかつての"関東ガマシ"旋風が巻き起きています。
最後はからつのウエスタンヤング。思わず大笑いしてしまう出来事がありました。
続きはスタンダードコース
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1986年生まれ。福岡県北九州市出身。大学卒業後ボートレース関係の会社に就職。2015年から日刊紙記者として若松ボートを担当後、2020年から芦屋ボートに常駐。趣味は釣り。車のシート下に餌が転がり込んだことに気づかず、しばらく異臭を放ち続けたのがトラウマ。
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