3日目以降の部品交換選手に1着なし

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ボートレーサーは勝つためにモーターの調整に全力を尽くします。最終日になってもプロペラ修整室が空くことはありません。

整備室で部品交換をする選手もいます。しかし、これまでの傾向として、5日目、最終日に部品交換をする選手が1着になることは稀です。5日目、最終日に部品交換をする選手は、それまでに何度か部品を交換しています。部品交換をしても性能アップにつながっていないので、最終日になっても部品交換をするのです。モーターの状態が悪いので部品交換をするのです。

ボートレースで使用するモーターは、限られた部品しか交換できません。認められているのは、ピストン、リング、シリンダーブロック、キャブレター、ギヤケース、キャリアボデー、電気一式、クランクシャフトの8つです。3日間もあれば、すべて交換できます。3日目以降にモーターの動きが急変することはありません。部品交換したからといって、急激なパワーアップは期待しない方が良いでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。