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1月以降の全国レース場の3連単万穴出現率で20%を超えているのは鳴門です。20.5%です。徳山の13.3%と比較すると、かなりの高い率です。SG、GIの過去3年間の万穴出現率はさらに上がって26.2%です。4レースに1回の割合です。前回の鳴門周年では準優日に5本の万穴があり、6日間で20本の万穴が出ています。1日平均に直せば3本強です。なぜ鳴門の万穴出現率が高いかのメカニズムを知っておけば、万穴ゲットのチャンスが広がります。
鳴門は塩田の跡地を再利用してできたレース場です。鳴門は戸田と並んで全国でも狭いレース場の一つに挙げられています。1マークのバック側を拡幅したものの、バック側の広さは80mで戸田に次いで狭さは2番目です。狭さだけではありません。スタートラインから1マークに行くまでの水面に大きな特徴があります。
他のレース場は1マークをスタンド側に振るのですが、鳴門は2マーク、センターポール、1マークがほぼ一直線上です。そのかわり堤防が競り出すかたちになっており、1マークに行くにしたがって狭くなる構造です。そのため外枠の選手が内側へ斜行するようなかたちになり、つねに絞りまくりのような運びをします。それで1マークでの競り合いが起きやすくなり、まくり差しを決めた選手が高配当を出すのです。
1コースが外に張り出すのと、アウトが絞るのでは、まくられるときの角度が違います。鳴門の方が浅い角度になるので、1コースの選手がまくる選手に合わせやすくなります。その分、競り合いが起きやすいのです。
過去3年間の鳴門のSG、GIのコース別成績を調べると、5コースの1着率が4コースよりも上回っています。4コースが絞って行くのに乗って5コースがまくり差す展開です。抜け出せば万穴間違いなしです。
1着率ベスト5
菅章哉 33.3%
中村日向 25.6%
前田将太 24.0%
笠原亮 23.8%
久田敏之 23.3%
1着率ワースト5
興津藍 0.0%
山田祐也 2.9%
豊田健士郎 3.2%
田村隆信 4.1%
海野康志郎 5.7%
4月から使用している現モーターは、8月の渦王杯で地元選手が乗って、鳴門の水面に合わせたモーター調整をしています。渦王杯で優勝したのは菅章哉です。チルト3度を多用して優勝戦は6コースから「抜き」で優勝しました。そのときに乗っていたモーターが23号機です。その次は林美憲が使用しましたが優出できませんでした。伸び型を好む選手向きです。出足の良さが光ったのが59号機です。渦王杯で丸尾義孝で優出4着、その次の小野勇作も優出しています。実戦向きの仕上げになっているのが強味です。こちらの方が上位進出の可能性が高いでしょう。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
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