旬レーサー 樫葉新心(徳島)

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枠なり進入をするようになり成績が急上昇

新心と書いて「にこ」と読みます。高校時代はボート部でしたが、特にボートレーサーを目指していたわけではありません。母親の勧めがあってボートレーサーの道を選びました。

今年の4月から枠なり進入をするようになり、成績が上がってきました。2023年11月にデビューで、これまで4勝しています。4勝はすべて枠なり進入をするようになってからです。6着大敗が減っています。1着は限定的ですが、3着に食い込むレースができます。ターンで流れることが減っているので、同格相手のレースで目が離せません。

荒れた水面でも思い切っていける

「最初は両親(樫葉次郎岩崎芳美)とは全く違う仕事をするつもりでしたが、結局は同じ道を進みました。選手になって改めて、両親の凄さを感じるようになりました。今は尊敬しています。鳴門の荒れた水面で練習しているので、少し荒れた程度であれば思い切って行ける度胸は持てているかもしれません。初1着の時は、あんまり記憶がなくて必死でした。抜かれないようにだけ考えていましたね。最終日だったので、その夜の打ち上げは皆からお祝いしてもらったし、同じ日に菅章哉さんが津でGI初優勝したので、かなり盛り上がりました。今はスタートが上手くいかないことが多くて、そこを改善できるよう意識して取り組んでいる最中です。そこをクリアしていかないと、成績の上昇には繋がらないと思います。 初1着をとれたので、次は予選突破して準優に乗れるように、段階的にステップアップできるようにしたいです。将来的には大きなレースで親子対決がしたいですね。その時は私が先着できるように、力をつけていきたいと思っています」

1着決まり手(過去6か月)

逃げ…1回
まくり…1回
まくり差し…0回
差し…2回
抜き…0回
※出場予定…桐生=8月24日~29日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。