現勝率よりも今期勝率

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5月から級別審査のルールが変更になっています。スタート事故に対するルールが厳しくなっています。フライングの回数は減ったわけではありませんが、優勝戦のフライング持ちには厳しいルールです。1本目のフライングをした選手は、2本目は行けないとスタートが慎重になっています。

SGを走るような選手でもフライングを1本持つと勝負どころでスタートが慎重になっています。「ここなら」というところでの惜敗が目立ちます。今期適用の現勝率が良くても、5月以降の今期勝率が落ちている選手も少なくありません。

級別の移動を調べると、A1=A2の移動は約65名、A2=B1の移動は約85名くらいです。320名が定員ですから、A1=A2の移動は約20%、A2=B1の移動は約25%です。選手は同じ位置に定着しないというのを覚えておいた方がいいでしょう。現勝率が良くても、今期勝率(5月以降)の方を基本にして舟券作戦を考えてください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。