お盆レースはベテランA1級が頑張る

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ボートレースにはグレード制があります。グレード制が生まれのは、ヨーロッパの競馬からです。ヨーロッパの競馬は海外遠征のレースが多く、競走馬の力をわかりやすくするためにどのグレードで走ったかを表すようにしていました。

ボートレースのグレードは4段階あり、一番下のグレードが「一般競走」です。一般競走では「一般競走」「タイトル戦」に分けられており、賞金額が違います。正月、GW、お盆レースはタイトル戦に入ります。優勝賞金もいつもの一般競走よりも1.5倍高くなっています。こうしたレースで力が入るのがベテランのA1級です。40歳を超える頃からGIのあっせんが減り、高額賞金レースの出場機会が減ります。走りたくてもあっせんが少ないのです。お盆レースのように優勝賞金が高くなると、ベテランのA1級が元気印になります。若手がベテランに気をつかうのではなく、ベテランが頑張るのです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。