F1のベテランB級にスリット先手なし

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級別審査も折り返し点をすぎました。優勝戦で二本目のフライングをすると事故点が50点つきます。B1級に必要な出走回数が65走、A2級が80走になりました。B1級の最低出走数は15走増えました。ルールが変わっているにもかかわらず1本目のフライング回数は減っていません。問題はここからです。1か月の稼働日数が少ないB1級は、2本目のフライングをすると事故率が高くなります。加えて65走をクリアできるか怪しくなってきました。そういった選手がスタート勝負をかけることがあるでしょうか。トップスタートを決めれば勝てるチャンスが広がるものの、リスクも大きくなります。A1級なら高額賞金レースで一発勝負をすればいいのですが、B1級はそれができません。スタートが遅れるのがわかっているので、その外の選手の出番が増えます。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。