小川晃司
小川晃司

B級個性派選手は覚えておいて損はなし

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ボートの選手は8月1日時点で1609名います。これだけいると個性派と言われる選手も出てきます。小川晃司は6コース専科で、まくりはしません。差しからの追い上げなので3着が多くなります。一方、今村暢孝のように前付けをする選手もいます。展示タイムでいうなら守田俊介のように展示タイムを出さずにSGで活躍している選手も居ます。A1級の個性派なら名前がすぐに出ますが、B級の個性派になるとよほどの注意力がないと名前を覚えられません。

しかし、B級選手だからこそ、覚えておいた方がいいのです。たとえば、群馬の佐口達也の2コースは全速しかやらないと覚えておくと、展開を読む上で役に立ちます。1コースの選手のモーターが弱ければ、2コース全速で決まるかもしれないからです。全速で攻めてくれれば、その外にいる選手が得をします。鰐部太空海のようにカドが手に入るとゼロ台のスタートを行く選手もいます。一発屋として覚えておいて損はありません。自分だけのメモ帳は大切です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。