ボートレース三国

三国

夏の三国周年の舟券攻略ポイント

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毎年3月に開催することが多かった三国周年ですが、最近は開催月が毎年違います。真夏の開催になる今年は、「海風」が舟券の鍵を握ります。モーニング開催をするようになり、前半のレースは「陸風」の向い風も多かったのですが、デイ開催の周年記念では、レース進行と共に海風が強くなります。これまでのモーニング開催のデータはほとんど役立ちません。

海風は、陸地の温度が上がり空気が上昇することで、まだ温度の上がっていない海からの冷たい風が陸地の方に吹く風です。夜となると風向が逆転します。夕方は風が止まる凪です。追い風の強い時間帯の三国のデータを舟券作戦の参考にしてください。

●三国の追い風のコース別成績(集計・2024年7月~8月)

進入 1着率 2着率 3着率 出現率の高い3連単
1コース 49.3% 25.7% 7.4% 132,134,124
2コース 16.6% 21.2% 19.2% 214,213,215
3コース 15.8% 21.1% 17.8% 312,314,315
4コース 11.9% 15.2% 23.2% 415,461,412
5コース 7.3% 13.2% 22.5% 512,546,513
6コース 0.7% 4.8% 11.0% 612,615,623

三国で海風が強くなると1コースの2着受け

三国の競走水面は、ホーム側が広いのが特徴です。スタートライン上のコース幅は62mです。グランプリを開催する住之江の51mと比較するとコース幅の広さがわかります。アウトからだと「1マークが遠い」になるので、まくりは決まりません。加えて夏は強い追い風です。スタートも難しくなります。ますますまくりが決まりません。

昨年の夏場の追い風のコース別成績を調べると、1コース1着率は49.3%と50%を切っています。シード番組が1コースの1着率を上げているイメージの強い三国ですが、気温が高く追い風の強い夏場は1コースが差されるケースが多くなります。3連単の出目を調べると1コースの2着が目立ちます。1コースが1着なら配当はつきませんが、2着なら中穴です。3-1-2、4-1-5だと出現率が高く、配当も高いので「夏の三国」で覚えておきたい出目です。

●三国周年出場選手・4コース1着率ベスト6(集計・過去1年)

順位 選手名 4コース1着率
1 下出卓矢(福井) 33.3%
2 湯川浩司(大阪) 26.9%
3 佐藤隆太郎(東京) 28.2%
4 末永和也(佐賀) 23.6%
5 上野真之介(佐賀) 23.0%
5 中田竜太(埼玉) 23.0%
5 磯部誠(愛知) 23.0%

三国周年は56号機がエース機として活躍する

三国のモーターは今年の2月から使用しています。エース機は56号機です。初使用からの2連率が60.2%と誰が乗っても上位進出するモーターです。直前のシリーズでは三角哲男がまくりで3連勝しています。伸び型に仕上がる傾向で、4コースから攻める選手向きです。注目しておきたいのは33号機です。6月の男女Wで中尾優香が優出しました。その後に茅原悠紀山下和彦で連続優出しており、トップ級の選手がモーター調整をており、不安なくレースに臨めます。
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。