オリ展は色よりタイム差

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注目度の高いオリジナル展示タイムは、見やすくするために1番時計は赤色で表示されています。展示、1周、まわり足、直線のすべての項目が赤色になっていれば、モーターが出ているので「負けない」と舟券の軸にする人が多いようです。1号艇にオール赤色がついていれば信頼印です。高い確率で1着になっています。

しかし、全てのレースというわけにはいきません。周回展示をフルパワーで走る選手は、オール赤色になる傾向です。展示タイムでも、タイムを出さないのに勝つ選手もいます。赤色といっても、2位の選手とのタイム差がどのくらいかチェックをしているかどうかです。1周タイムは37秒台がほとんどです。36秒台なら評価できますが、37秒1と37秒2だと、1周600m走って2mの差です。ターンの巧拙でカバーできる範囲です。色だけでなく2番時計とのタイム差を見る必要がある理由です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。