丸野一樹
丸野一樹

旬レーサー 丸野一樹(滋賀)

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初日の成績で舟券の方向性が見えてくる

ボートレースに必要な体幹トレーニングを取り入れた「丸トレ」で注目を浴びました。最近の1着の決まり手を調べると、まくりで勝つことは少なく、差しやまくり差しが目立っています。丸トレの効果がターンに活かされているのでしょう。コーナー勝負に徹する選手ですが、デビューしてからの優出は100回、優勝は30回と勝負強さも備わっています。今年の唐津周年では、中盤以降4連勝で優勝しています。初日に1着でスタートしたときは大敗なしで成績をまとめます。しかし、SGやGIで初日に着外落ちするシリーズでは、コーナー派特有の中間着が並びます。最近は外枠から1着が取れていません。

新燃料・N30ガソリンはスタートに違和感がある

「去年の三国でGⅡ優勝した時くらいからターンの手応えは良くなってきて、調子が上がってきたかなと思っていたんですけど、前期は5点台まで落ちた時もあったし、正直リズムが良いとまでの感じはありません。フライング休みで良い流れが切れてしまったのも大きかったですね。
ただ、優勝した6月唐津の周年は完璧ではないけど、良い内容で締められたシリーズになりました。プロペラ調整も最近は良くなってきたかなと思います。丸亀オールスターを除いて、最近はこんな感じでいけています。それでも、やっぱり自分はSGで結果を出してなんぼだと思っているので、そこに向けてこれからもしっかりと頑張りたいです。
びわこの新燃料は、GW戦で経験しました。やっぱり繊細な部分ですから、違和感はありました。主に起こしとかスピードの乗り方とかですね。ただ条件は皆一緒ですし、今回は施行者希望枠で選んでいただいたので、結果で恩返しができるように全力で頑張ります」
(マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6か月)

逃げ…23回
まくり…1回
まくり差し…5回
差し…3回 抜き…4回
※出場予定…びわこ・GⅡボートレース甲子園=7月8日~13日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。