データは見ても、振り回されるな

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これまでファンサービスの一環としてクオカ(500円)のプレゼントがありましたが、最近はクオカカードペイに切り替えるレース場が増えています。当選すればスマホに送信されてきます。郵送する手間が省けるので経費を削減できます。ただし、クオカのようなデザインがありません。便利になりすぎるものの、記念品としての価値はありません。

ボートもスマホさえあれば、いろいろなデータを見ることができます。決まり手データや過去の集計データもわかるので、データに詳しくなります。データにこだわる若い人も増えています。悪いことではありませんが、データは過去の集積でしかありません。ボートの選手はモーター次第で強くなったり、弱くなったりです。昨年のグランプリで走っていた選手の今年の成績を見ればすぐにわかります。番組によっても変わります。データは見ても、それに振り回されないようにしましょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。