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5月からボートレースびわこでE30ガソリンを使用するレースを試験的に実施しています。E30ガソリンは、これまでのガソリンにエタノールを30%混入したものです。エタノールはトウモロコシなどの植物を発酵してできるアルコールで、二酸化炭素の排出量が削減できると言われています。モーターは従来のヤマト331型のキャプレターを改良したヤマト331CN型です。キャブレターのパイロットジェットを#40から#50と内径が大きくなっており、スロー時の燃料の供給量が増え、エンスト防止の仕様になっています。
ボートレースびわこでは5月1節目がGⅢオールレディース、2節目がビナちゃん1カップ、3節目がボートピアやわた開設記念、4節目がキリンカップ2025が開催されました。E30ガソリンでレースがどのように変わったか前年と比較してレポートします。
6月22日~7月20日までボートレース大村でE30ガソリンを使用したレースが試験的に実施されます。
●2025年5月びわこコース別成績 ●2024年5月びわこコース別成績
進入 1着率 2着率 3着率 進入 1着率 2着率 3着率
1 44.2% 20.3% 11.5% 1 49.7% 19.2% 13.8%
2 13.1% 29.7% 17.8% 2 16.6% 26.6% 16.2%
3 15.8% 19.8% 19.0% 3 13.3% 20.9% 18.3%
4 13.6% 13.6% 19.2% 4 11.7% 14.2% 23.1%
5 10.3% 11.1% 19.4% 5 7.1% 13.6% 14.7%
6 3.2% 5.6% 12.2% 6 1.6% 6.3% 14.4%
●2025年5月びわこ3連単配当金分布 ●2024年5月びわこ3連単配当金分布
払戻金 比率 払戻金 比率
100~ 990円 17.1% 100~ 990円 20.1%
1000~1990円 22.2% 1000~1990円 20.2%
2000~2990円 14.6% 2000~2990円 13.7%
3000~3990円 10.0% 3000~3990円 12.5%
4000~4990円 8.0% 4000~4990円 3.0%
5000~9990円 10.0% 5000~9990円 15.1%
10000円~ 18.3% 10000円~ 15.8%
新型モーターのヤマト331CN型は、E30ガソリンの使用でスローにしたときにエンストをしないように空気が多く入るようにしています。高速回転時は同じです。それでも燃料が違うことで、レースに変化が起きています。びわこの2024年5月度と2025年5月度のコース別成績を比較すると1コースの1着率が5.8%低くなっています。高くなったのはダッシュコースです。4、5コースは1着率が3%高くなっており、決まらなかった6コースは3.2%です。
配当傾向では本命レースがやや減り、その変わりに3連単の万穴出現率が増えています。実力上位の選手が勝てないことと、1コースが負けるので、万穴が増えているのです。
展示タイムにも大きなバラつきがあります。同一レースで6.60台の選手がいる一方、6.80台の選手もいるという状況です。難しいのは、突き抜けた展示タイムを出した選手が好成績とは限らないことです。 女子戦で走った山川美由紀の「これまで味わったことのない体感」というコメントに耳を傾けるべきでしょう。選手の中にE30ガソリンのモーターに違和感を持つのは、低速から中速までのパワーの出方についてです。バランスの良い調整を早目に見つけた選手が新モーターで好成績を残します。モーターの燃料供給系に関する選手コメントは舟券作戦にとって重要です。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
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