ボートの選手は数字を背負って走る

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古いボートファンから8艇レースの話を聞きました。ボートレースびわこが始まった頃です。その人の話では4枠制だったとのことです。1枠ごとに2名入り、4枠制の舟券しか売ってなかったようです。競輪のように5-5、6-6のような舟券はなかったと言っていました。

4枠制だと2連単は12通りの組番しかありません。これでは高配当は期待できません。配当が安すぎるという理由で、2か月くらい試験期間があって廃止になったそうです。本当の話かどうかわかりません。誰か当時のことを知っている方がいれば教えてください。

ボートレースの初開催は6枠でやっていました。舟券を売って、その資金で戦後復興に役立たせようという目的で設立されたものです。選手は舟券の対象として数字を背負って走るのが運命でした。それは今も変わっていません。ボートレース解説をする場合は、選手名と同時に数字を言わなくては意味がありません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。