最新流行舟券①②③ボックスの買い頃

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3連単の予想で、①②③ボックスを推奨するのは舟券を知らない素人だと言われてきました。ところが、最近のレースをみていると、1-2-3で決まるはずのレースが①②③ボックスで決まるケースが目立つようになっています。4月平和島のヴィーナスシリーズの5日目は、1R3-1-2で2,690円、2R2-3-1で9,960円、3R1-3-2で5,600円と3レース連続で①②③ボックス目が出ていました。

3月若松のSGボートレースクラシックは1節間に①②③ボックス目が16回も出現していました。3連単で万舟券もありました。以前よりも①②③ボックスが増えている感じです。実際どうなのか調べてみました。

年別①②③の出現率

・2021年1月~12月 17.9%
・2022年1月~12月 17.9%
・2023年1月~12月 17.5%
・2024年1月~12月 17.8%
・2025年1月~4月25日 18.5%

3連単出目出現率平均配当回収率(1~4月)

・1-2-3 7.5% 1,163円 87.1%
・1-3-2 5.5% 1,472円 81.5%
・2-1-3 2.3% 3,522円 82.6%
・2-3-1 1.0% 6,848円 69.0%
・3-1-2 1.3% 5,368円 70.3%
・3-2-1 0.8% 8,523円 68.2%

グレード別①②③の出現率(過去1年間)

・SG2 1.1%
・GI 18.9%
・GⅡ 18.6%
・ルーキー 15.5%
・オール女子 19.1%
・マスターズ 18.4%
・一般戦 17.7%

グレードが高いほど①②③の決着が増える

データを調べると今年に入って①②③ボックス目が増えているのがわかります。チルトを跳ね上げる特定の選手を除いて、大半の選手が大敗をしないように出足関係を仕上げます。4コースからのダッシュ捲りが決まらない分、スロー3艇の決着が増えているということです。

ただし、ルーキーのようなスロー発進に慣れていない選手がいるとスロー3艇の決着が減ります。グレードが高くなればなるほど①②③の決着が多くなるのは記憶しておきたいところです。SGの準優になると出現率は30%もあります。ダッシュ勢の攻めが不発に終わりそうなレースを選択すれば的中率が上がり、回収率をプラスにもっていける感じです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。