予選得点率は見ても見なくても同じ

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ボートレースの6日開催は、5日目に準優勝戦が実施されます。ここで1、2着に入れば優勝戦に進出です。優勝するためには、4日間の予選を勝ち上がり、準優出しなければなりません。18名が準優進出です。一般戦の場合、42~48名が出場するため、3分の2近くの選手が予選落ちです。

予選最終日は準優出を目標に勝負駆けに臨みます。3日間の成績を基準として、予選得点率表がスポーツ新聞や専門紙に乗っています。最近はスマホで当日の準優出勝負駆け情報を見ることができます。参考にしている人も多いようです。

福岡周年では池永太が3コースからまくって勝負駆けを成功させています。しかし、そのレースでは他にも勝負駆けの選手がいました。たまたま1着条件の池永が成功させただけです。勝負駆けについて調べたところ、成功するのは1名いるかどうかです。走る側からすれば、毎日、毎レースが勝負駆けなのです。予選得点率で準優圏にいれば予選落ちしたくありません。準優圏に残るのも勝負駆けなのです。負けて嬉しい選手など一人もいません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。