ボートレース若松

第60回クラシック=若松初出場組は波乱を呼ぶか

{{ good_count }}

クラシックは鳳凰賞、総理大臣杯、ボートレースクラシックと名称を変えてきました。選考基準の優勝回数は変わっていませんが、優先出場の枠は変わっています。かつてSG、GI(当時は特別競走)の優勝も一般戦の優勝も1回としてカウントしていたため、SGやGIで活躍する選手が出場出来ない時期がありました。

そのこともあってSG初出場、初優勝という選手が出てきました。今はSG、GI・Ⅱ優勝者が優先出場できるため、SG初出場、初優勝は見られなくなりました。グランプリの優勝戦出場者も出場できるため、一般戦で6回優勝しても勝率がないことには出場も難しくなっています。

第60回クラシック初出場選手

吉田裕平 GI・Ⅱ優勝
入海馨 GI・Ⅱ優勝
片橋幸貴 GI・Ⅱ優勝
井上忠政 優勝8回

第59回クラシック/戸田 初出場選手の節間成績 ※◯数字は3連単万舟券

島村隆幸 GI・Ⅱ優勝2541451③
浜田亜理沙 GI・Ⅱ優勝44523514
藤原啓史朗 GI・Ⅱ優勝4②34222①
宮之原輝紀 優勝6回2141準2優③

第58回クラシック/平和島 初出場選手の節間成績 ※◯数字は3連単万舟券

近江翔吾 GI・Ⅱ優勝3①3614準失2選4
河合佑樹 GI・Ⅱ優勝①14426準③①選1
香川素子 GI・Ⅱ優勝6266645③
新開航 GI・Ⅱ優勝42443343
佐々木完太 GI・Ⅱ優勝4651556
中村日向 GI・Ⅱ優勝F64456失
末永和也 GI・Ⅱ優勝463①4①44
塩田北斗 優勝8回566③6361
濱崎直矢 優勝6回失54①3①24

第57回クラシック/大村 初出場選手の節間成績 ※◯数字は3連単万舟券

大池佑来 GI・Ⅱ優勝4656①55②
栗城匠 GI・Ⅱ優勝56621565③
佐藤翼 GI・Ⅱ優勝病気欠場
板橋侑我 GI・Ⅱ優勝416535362
椎名豊 GI・Ⅱ優勝46514264①
山田祐也 GI・Ⅱ優勝365532①5
今泉友吾 GI・Ⅱ優勝56556266
長野壮志郎 GI・Ⅱ優勝6441464③5
山崎郡 優勝7回24531準65選2
藤山翔大 優勝7回166311524
船岡洋一郎 優勝7回13F6543
秦英悟 優勝6回4①①13選1優4
古澤光紀 優勝6回623F456

クラシック初出場組を狙うなら優勝回数出場者

過去3年間のクラシック初出場選手25名の成績について調べてみました。優出は2名、準優出は4名と少なめです。ただ、初出場組は人気にならないため、3連単に絡んだだけで高配当になっています。初日1走目よりも、最終日最終走の方が成績が良く、最終日の高配当絡みが目立ちます。強力メンバーが優勝戦の1回走りになるため、一般戦のモーター差がなくなります。準優から落ちてきた選手を破れば高配当です。

もう一つ面白い現象は、GI・Ⅱで優勝して優先出場した初出場組よりも、一般戦で優勝回数を増やしてきた選手の方が成績が良いということです。

若松の強力モーターは、11、12、13号機

第60回クラシックを開催する若松のモーターは、昨年の11月から使用しています。エース機が出にくいレース場の一つが若松ですが、今回は12号機が好成績を残しています。チルト1.5度で走る選手もおり、ダッシュに回って上位着を取っています。11号機、13号機も2連率でベスト10入りをしており、活躍期待機は覚えやすいモーター番号です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。