ボートレース大村

数字を持たない選手は信用するな

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レース場やボートピアにも若いお客さんが増えています。グループ客がほとんどです。軽い気持ちで来るのでボートレス専門紙はもちろん、スポーツ新聞を持っていません。出走表を手に取る人もいません。スマホの出走表を見る程度です。大半がオッズ画面を見て、「これがつく、これがつかない」といった会話です。うまく舟券が当たれば喜びますが、次が続きません。2、3レースやって帰ります。

そんな若いお客さんに出走表を渡して最低限のことを教えると、すぐに的中率が上がります。特別に難しいことを教えるわけではありません。教えるのは出走表の「全国入着数」です。過去6か月間の全国の出走回数、1着、2着、3着数です。1着数が1桁の選手が2桁の選手に勝つのは稀なケースです。一般戦なら数の多い選手を組み合わせただけで舟券が当たるようになります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。