モーター五分なら1コースから狙え

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枠なり進入が当たり前になっています。前付けをする選手は8名ほどのベテランです。それも強引に前付けして1コースを取るのではなく、2コースに落ち着くレースが多いようです。超伸び型にして6コースに回る選手も数名です。デビューして1年もすれば、枠番を主張する選手もいます。

枠なり進入が増え始めたのがいつからなのか調べてみると、3連単がスタートして1年半経ってからです。2002年8月からスタート展示が実施されますが、それはスローとダッシュの3対3に区分けされていました。スタート展示と本番のコースは原則変えられません。この方式は2004年4月まで続きます。この時から枠なり進入が当たり前のようになってきました。

コース取りに変化がなく、超伸び型にする選手も数名となると、まくりが決まるレースが減ってきます。モーターが五分で攻める選手がいないのなら、1コース有利なレースが増えます。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。