新聞予想に乗るのはケースバイケース

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ボートレースは6艇によるワンパターンレースです。グレードは関係ありません。あるとすれば賞金の違いです。どのレースも6艇ということで、ボートレース専門紙やスポーツ新聞のフォーカスもワンパターンです。本命レースであっても混戦レースであっても、提示しているフォーカスの点数は変わりません。本来なら軸艇信頼のレースだと点数を絞ることができ、混戦ならフォーカスの点数が増えていいはずですが、それはやっていません。

フォーカスがどのレースも同じというのは、活版印刷時代の名残です。文字を縮小したり自由にできなかった時代です。鉛でできた四角い活字を文選工の人が拾い、組版工の人が組み版にしなければ印刷ができませんでした。

今はパソコンでレイアウトが自由にできます。ただ、フォーカスを自由に組み合わせているボートレース専門紙や、スポーツ新聞社はありません。読む側の選択が必要になります。3連単の6点予想に向いたレースならプロ記者のフォーカスを信頼してください。向いていない混戦、乱戦ならそれに合わせた買い方が必要です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。