選手は番号とモーターを背負って走る

松本純平が年末最終戦の平和島で初優勝しました。そのまま正月のオール埼玉選手権を走ったのですが、初日から②③⑤④⑥と日を追って成績が下がるばかりでした。初優勝したということで、正月レースでも活躍を期待していたにもかかわらず、この成績です。ここがボートレースのビギナーにはなかなか理解できません。

ボートレースはモーター抽選をして、どんな選手にも均等にチャンスを与えます。レースが始まると番組編成委員が総当たり制の原則を守って、枠番を均等に割り振ります。特定の選手に特定の枠番ばかりを与えるわけにはいきません。悪い条件が重なると、どんなに近況の調子が良くても勝てなくなります。松本が正月戦で成績が振るわなかったから、次の節も悪いかと言えば、それは約束のできないことです。常に選手相場が流動的というのがボートレースの真実です。舟券は「今」を思考の軸にしないと勝てません。