待って差す選手より外を回す選手
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ボートレースの基本ルールは70年近く経っても変わっていません。左回り1800m3周レースです。ただ、競走用のモーターは何度も改良しています。大きな流れは「事故防止」です。レース中のエンストが多かった頃は、エンストしないモーターが求められ、人身事故が増えると、それを未然に防ぐようなモーターが改良されてきました。騒音対策もやって、現在使用しているモーターはヤマト331型、通称「出力低減モーター」です。3周タイムが5秒も遅くなっています。パワーが落ちているわけです。モーターのパワーが落ちると、引き波を超える力がなくなります。待って差しても引き波を突き切るのが難しくなっています。「迷ったら全速」と言われるように外から外へとターンをした選手がバック水面では前にいます。外から外へと元気良くターンをしている選手を探してください。周回展示のスピード重視です。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。