レーサーの性格が読める全国入着回数

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約1,600名いる選手の中には、性格的に強気な選手もいれば、穏やかな人もいます。選手にはいろいろな考え方があり、それがレースにも反映されます。それを見極めるデータがボートピアで配布されている「全国入着数」です。過去1年間の全国での出走回数、1着、2着、3着数がデータとして載っています。

1着数だけが多く、2着、3着と入着数が少なくなる選手は、「1着を取れなければ、着外と同じ」と考える選手です。1着よりも2着、3着数の多い選手は「6着だけは取りたくない」という考えです。強気な選手は1着か着外、中間着の多い選手はボックス買いの対象にしてください。1着が0回の選手は舟券の対象から外しても構いません。ここだけを見て舟券を買っていれば大敗することはありません。

展示航走を見る目を養えば、モーター気配がわかるので、強気に行けるレースか控えた方がいいレースか読めるようになります。ボートレースは思うほど奥深いものではありません。意外と単純なことろで勝敗が決まっているものです。

桧村賢一（コラムニスト）

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」（サンケイブック）「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。