数字にこだわると本命しか取れない

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全国のレースデータが誰でも入手できるようになったのは、1996年からです。そのデータを活用していろいろなサイトが誕生しています。ひまひまデータが先駆者ですが、その後にウォーターサイド、艇国データバンク、ボートレース日和などが生まれ、さらに選手が見たくなるようなサイトもできました。スマホでそうしたサイトを積極的に活用して舟券を買っている若い世代も多くいます。

ここで問題になるのは、データのほとんどが選手に関するデータということです。競輪のように脚力勝負なら選手データは貴重ですが、ボートレースはモーターの動きが選手の動きを決めます。まくりたいと思っても、1マークで後方位置ならまくれません。中間整備、シリーズ中の部品交換もあります。セット整備をすれば、それまでモーターが持っていた数字は役立たずになります。選手データだけだと勝利の高い選手が勝つことしか答えが出なくて本命しか取れなくなります。

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桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。