みんなが買う前に買っておけ 上原峻(東京・29歳)
桧村賢一
舟券即戦力
7
深掘りしても好結果なし
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水の上を走るボートレースは、先行有利な競技です。2周目以降に1着と2着の着順が変わるのは稀なケースです。1マークを早めに抜け出せば、それで勝つチャンスが増えます。
コース取りが枠なり全盛の最近のレースでは、コース取りの駆け引きがほとんどありません。枠番有利に1号艇をもらった選手が1コースに入って、スタートを決めれば勝つチャンスが増えます。スタートを決めるところに選手は意識を集中しています。1コースの選手が1マークを先取りできれば、そのまま押し切るのが最近のレースです。1コースが負けるとすれば、スタートで立ち遅れるか、モーターが劣勢の時だけです。
選手が考えているのは、その2点です。道中は流れに任せて対応するしかありません。舟券を買う時に、選手の人脈などを考えるファンがいますが、走る側からすれば、自分が勝つことが最優先です。深掘りしても意味がありません。スタートは誰が決まるか、モーターは誰が出ているかで十分です。
桧村賢一
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」（サンケイブック）「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
