風が吹いたらベテランの勝率上位

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12月に入ると季節風が強くなります。競走水面が南北にレイアウトされているレース場が季節風の影響を受けます。防風ネットや防風壁を設置しているといっても、東京ドームが3個も入るような広い水面では防風効果は限定的です。

季節風は北風なので、桐生のように1マークが大きく荒れるレース場もあれば、津のように2マークが荒れるところもあります。いずれにしてもスタートやターンに影響してきます。波立った水面だと全速で攻めるとボートが暴れて事故の原因になります。ボートを安定させなければならないので、レバーを落とし気味にしてターンをするしかありません。減速しすぎると波に負けて前に進みません。

落とし具合については経験の差が出てきます。荒れた水面の経験が少ない若い選手が勝てなくなります。ベテランのA級なら荒れた水面の対応力を持っています。滋賀、徳島、岡山支部に波に強い選手が多いようです。

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桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。