旬レーサー藤原碧生(岡山)
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決め打ちでまくるか差すか
129期でA1級一番乗りを果たしています。勢いに乗り、今年はルーキーSで優勝3回、地元のタイトル戦で優勝1回です。特筆すべきはスタートの早さです。優出7回の内、ゼロ台のスタートが4回もあります。優勝戦の平均Sは0.08と驚異的な早さです。全レースの平均Sも0.13と早いので、まくるだけでなく、好位置からの差しも決めてきます。岡山の関西(かんぜい)高校野球部の出身です。藤原碧生の時代は甲子園の出場はできませんでしたが、3年生のときはレギュラーでした。野球部の先輩に入海馨がいます。レースはデビュー当時に「決め打ち」と本人がコメントしていたようにまくるか差すかです。まくり差しの1着はほとんどありません。6コースから2、3着に食い込むレースができるのでGIでも結果を残すでしょう。
周年初出場でモーター調整はバランス重視
「今年はA1級にも上がれて、優勝も何回かできているけど、まだまだ自分のなかでは物足りません。特別に技術面が上手くなったわけでもないですしね。それにGI初出場だった桐生ヤングダービーでは、ターンとかスピード感が一般戦とは全く違うなと感じました。今のままじゃダメだ、もっともっと練習しようと思いました。
調整はバランスを取るという感じでやっています。伸び寄りのモーターなら出足を求めて、逆なら逆という感じです。今はレースのしやすい感じが好きで、どちらかに寄せるのはあまり好きではありませんね。
今回が周年デビュー戦ですが、不安よりも頑張りたいという気持ちのほうが強いです。もちろん臨むにあたって今よりもさらにレベルアップが必要なので、開催までの期間は短いですが、準備できることを全部やって臨みたいです。それに今年はあと2回くらい優勝すればクラシック出場も見えてくるので、これからはそれも目標に頑張りたいですね」。
(マンスリーBOATRACEより抜粋)
1着決まり手(過去6か月)
逃げ…25回まくり…6回
まくり差し…1回
差し…10回
抜き…5回
※出場予定…GI鳴門周年=12月3日~8日
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。