旬レーサー 吉田裕平(愛知)
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中枠の1着はまくり差しで内側が残る
父親は攻撃派で活躍した吉田徳夫さんです。吉田凌太朗は兄で、兄弟揃って117期として同時に選手デビューしました。父親は攻める気持ちが先に立ち、スタート事故の多い選手でした。
兄弟のフライング回数は、兄の凌太朗が9本に対して、弟の裕平は17本です。兄は期2本のフライングを2期連続でやってからスタートで無理をしなくなっています。裕平はまだ攻める気持ちを失っていません。ただ、まくりで勝つシーンは少なく、まくり差しや追い上げの1着が増えています。勝つか負けるかはっきりした選手なので、中枠から1着を取る時は内側の選手を絡めてください。
メンタル面での成長が良いリズムに繋がる
「リズムは凄く良いですね。要因は定かでないですが、メンタル面で成長できていることが関係しているかもしれません。一昨年12月の下関周年では、記者さんからも良くないモーターと聞いていたんですけど、自分の欲しい足を引き出すことができて優出できました。それからはモーターが出ているわけではなくても、調整さえ合っていればレースに対して冷静に臨めるようになりました。
それでも記念になると、まだまだ自分が劣っている部分は多いですね。今まではレース足や出足を求めてやっていたんですけど、これからは記念で結果を残すために乗り心地とかを無視しても伸びを求めてやっていきたい。乗りこなす技術が必要なんだと思います。
基本的にナイターが好きなので、丸亀ももちろん良いイメージですよ。昔から乗りやすいという感覚もあります。それに今回は周年に呼んで貰えたという感謝もあって凄く気合が入りますね!」。
(マンスリーBOATRACEより抜粋)
1着決まり手(過去6ヵ月)
逃げ…28回まくり…2回
まくり差し…10回
差し…5回
抜き…4回
※出場予定…GI丸亀周年=11月9日~14日
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。