11月1日から新級別審査スタート フライングを他競技と比較してみよう
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11月1日から新級別審査がスタートします。すべて「0」からのスタートです。級別審査は勝率だけでなく、事故率も関係します。事故率は事故点合計を出走回数で除したものですが、事故点の中でも最も高いのがフライングと選手責任による出遅れです。フライングをすると事故点の他にも様々にペナルティーが課せられています。
ボートレースのフライングとペナルテイー
大時計が0秒を指すよりも前にスタートラインを通過するとフライングになります。・1本目…30日間の欠場
・2本目…60日間の欠場
・3本目…90日間の欠場
・事故率が0.70以上だとB2級
・事故率が1.00以上(50走以上)だと半年間の斡旋停止
・SG優勝戦のフライング…SGは2年間、GI・Ⅱは1年間選出除外
競輪のフライング
発走台と自転車の後輪がロックされており、発走の合図と同時に電気信号でロックが外れるようになっています。そのため、発走時のフライングはありません。ただし、すべての自転車の後輪が25mを過ぎるまでに落車などがあれば再スタートします。オートレースのフライング
オートレースでは発走合図機という機械を使っており、その表示が「0秒」になる前に発走してしまうとフライングです。赤外線のセンサーでチェックしています。・1回目…再スタートします。予選、準優でフライングすると優出の権利を失権。返還はありません。
・2回目…2本目のフライングをした選手は失格になり、返還されます。失格車を除外して再々スタートをします。
・出場した9回のレースのうち2回フライングした場合は、翌日のレースの出場が規制されます。また、後日出場するレースにおいて罰則による出走停止が1日課されます。
・「グレードレース」と呼ばれるレースの優勝戦でフライングした場合は、翌日の出走が規制されるだけでなく、次節のレースはすべて罰則による出走停止となります。
・過去6カ月間で合計5回のフライングをおこなった選手は、斡旋停止となります。斡旋停止期間は斡旋規制委員会で決定します。
競馬のフライング
発走委員が「正しい発走でない」と認めたとき(発馬機の誤作動、フライング発走、外的要因による支障等)は発走のやり直し。今は発馬機が自動化(ゲート式)されており、ほぼフライングはありません。陸上競技(短距離)のフライング
国際陸連のルールでは、スタートの合図から0.100秒未満にスタートするとフライングになります。混成競技以外のトラック種目では、1回目のフライングで失格になります。失格者を除いて再スタートします。水泳のフライング
出発合図の前にスタートの動作を起こした競技者は失格となります。競技は続行し、フライングスタートした競技者は競技終了後失格となります。モータースポーツ(F1)のフライング
スタートシグナルが消える前に動き出すと違反スタート(フライング)になり、ペナルティーが課せられます。再スタートはしません。ペナルティーはタイム加算やピットで一定時間停止などがあります。走り幅飛び
跳躍の時に踏切板を超えるとファールですが、ルールが変更になる予定です。一定のゾーンから踏み切れば、そこから着地点までの距離を計測するのでファールはなくなります。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。