レース傾向の違う複数場は買うな
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ボートレースで初めて場外発売が実施されたのは1982年(昭和57年)8月の蒲郡で開催された第28回MB記念です。準優勝戦と優勝戦の舟券だけを尼崎と若松で買えるようになりました。場外発売の締切時間は発走の1時間前だったように記憶しています。40年も前のことです。
今は複数場の舟券を買えます。お客さんに自分の好きなレース場の好きなレースを選んで買えるようになりました。モーニング、デイ、ナイターを含めると最大12場まで発売可能なボートピアがあります。多場発売が行われるようになった背景は、ネット投票が開催場のすべての舟券を買えるのに対して、不公平にならないようにするためです。多場発売をすることでレース選択の自由が生まれました。
しかし、多場発売をしているからといって、複数場に手を出すのは勧めません。連続したレースの舟券を当てることができないのに、複数場の舟券を当てることができるはずはありません。レース傾向の違う複数場だと、舟券の買い方も変わって来ます。集中力が分散されます。負ける回数も増えます。何も良いことはありません。暇が潰せるだけです。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。