一番人気の456(ジゴロ)は買うな

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コース取りが枠なりになると、1コースを取る選手は助走距離を十分に取れます。スタートで失敗をしない限りは先マイに持ち込むことができます。そのためダッシュに回った選手は、まくりを期待するような伸びではなく、出足型に仕上げます。ターンで勝負をするためです。

しかし、たまにまくりを誘うような番組があります。2、3コースにベテランのフライング持ちを入れて、4コースのまくりを誘った番組です。4コースがまくれば、5、6コースがついて回ると考えられるので、3連単4-5-6を買う人が増えてきます。オッズを見ると4-5-6が一番人気です。しかし、全国平均で4コースの1着率は10.9%しかありません。4-5-6が出現する確率は0.5%です。単純計算で200レースに1回です。回収率になると50%しかありません。4-5-6が一番人気に推されていても、入る可能性は極めて低いと思った方がいいでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。