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「B級選手が優出すると舟券に絡む」と言うお客さんがいました。モーターが出ているから優出できると考えれば、その説もありかなと思われます。実際、どうなのか調べてみました。8月の一般戦競走が対象です。ヴィーナスSは対象にしていません。
8月に開催された一般競走は61回ありました。優出した選手数は366名です。その中でB級選手が優出したケースは28回あり、約半数のレースは全員A級の優勝戦でした。
B級の優出といっても、その内でB級1名だけが23回、2名優出が3回、3名優出が2回です。3名優出の中には常滑の4日開催が含まれています。B級の優出は35名です。優出率は9.5%しかありません。一般競走だとB級選手は半数以上が出場するので、計算上は50%の優出率になってもおかしくありません。しかし、実際は9.5%と厳しい数字です。準優にB級が乗っていても、準優突破の壁は厚いということです。準優の舟券でB級が1着、2着に来る確率は低いと思っていいでしょう。
●優出B級のコース別成績
コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1コース 2 2 0 0 0 0
2コース 0 1 0 0 0 1
3コース 0 1 0 2 1 0
4コース 0 0 5 1 0 1
5コース 0 1 1 2 0 1
6コース 0 1 2 3 1 6
計 2 6 8 8 2 9
率 5.7% 17.1% 22.8% 22.8% 5.7% 25.7%
優出したB級選手のコース別成績を調べると、1コース以外の優勝はありません。優勝戦1号艇を手にするには、パワーの裏付けが必要です。優出メンバーの中で「節イチ」と呼ばれるくらいモーターが出ているので、スタートさえ失敗しなければ優勝できるのです。2着もあるので軸艇から外せません。2コースから外なら優勝なしと覚えておいて損はありません。他に目立つのは4コースの3着です。5、6コースも3着なら来ることがあります。B級だからと「消す」のではなく、モーターの裏付けと展開が味方すれば3着に食い込める可能性はあります。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。
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