舟券のニアミスは6艇レースの宿命

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舟券を買っているとニアミスで高配当を取り逃がした経験があるはずです。かなりの頻度で起きます。4-5-6で走っていたのに、4-6-5になって3連単の万穴といった例です。「あと1点」に泣いた人も多いと思います。

しかし、舟券は的中よりも収益を優先させなくてはなりません。的中させるだけなら3連単で120通り買えば良いわけです。25%の控除がある以上、全通り買うと回収率が75%を上回ることはありません。そのため点数を絞った買い方をしなければならないのです。

ボートは6艇しか走りません。自分が買ったボックス券の選手が4、5、6着を走るのは、120分の6です。120通りある組み合わせの中の6通りです。残り114通りの中には、必ず自分が買った選手が走っていることになります。舟券のニアミスは日常的に起きる現象なのです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。