ボートレース桐生

第10回ヤングダービー ドリーム戦で3着以下の選手に優勝なし

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ヤングダービーに名称を変えてから、これまで完全優勝をした選手はいません。しかし、オール3連対で優勝した選手は6名もいます。着外が1回だけの選手が3名、着外2回が1名です。序盤で優勝する可能性の高い選手を特定できれば、その選手を追い続けた方が良いということです。初戦で着外になった選手は1名もいません。ドリーム戦で3着以下になった選手の優勝はないとデータが教えています。

ヤングダービードリーム戦出場選手の初戦成績

宮之原輝紀

進入…3、5、3、6、6、5、1、1、1、4コース
着順…③、⑥、⑥、①、③、④、①、①、②、①
・初戦10場所成績
逃げ…16本
まくり…5本
まくり差し…6本
差し…0本
抜き…5本
※1枠で強さを発揮しても中枠のまくりが少ないので中間着か。

小池修平

進入…4、1、4、6、5、2、4、4、3、3コース
着順…①、F、①、③、①、④、⑥、①、②、①
・初戦10場所成績
逃げ…18本
まくり…15本
まくり差し…8本
差し…2本
抜き…3本
※F2本もモーター出しでカバーし2コース3連対率は89%。

羽野直也

進入…5、4、3、3、2、4、3、6、2、1コース
着順…⑤、⑥、③、③、②、②、③、④、①、②
・初戦10場所成績
逃げ…15本
まくり…3本
まくり差し…4本
差し…4本
抜き…1本
※3枠で3着が3本ある。3コースは差しが多く展開次第に。

定松勇樹

進入…1、1、4、4、4、2、3、4、1、2コース
着順…①、①、②、①、⑤、①、③、失、①、⑤
・初戦10場所成績
逃げ…22本
まくり…9本
まくり差し…2本
差し…2本
抜き…5本
※一発切りのハンドルで1着取り、失敗すれば着外に落ちる。

関浩哉

進入…4、1、3、6、6、5、1、4、欠、6コース
着順…①、①、⑤、②、⑤、②、①、②、欠、⑤
・初戦10場所成績
逃げ…22本
まくり…4本
まくり差し…2本
差し…6本
抜き…3本
※5枠の1着は少ないが2、3着はあるので軽視はできない。

佐々木完太

進入…6、6、1、1、3、2、6、2、2、2コース
着順…②、⑥、①、②、①、⑥、③、④、③、②
・初戦10場所成績
逃げ…13本
まくり…1本
まくり差し…4本
差し…2本
抜き…4本
※6枠の平均Sは0.18と遅い。コーナー勝負に活路になるか。

ドリーム戦のメンバーは走りの読める選手が多いようです。宮之原は過去6ヵ月間の1コース1着率が73%と高めです。2連率は96%もあるので、ドリーム戦で1着軸から外せません。捲りで攻めるのは小池と定松です。小池をうまく使うのが羽野、定松を使うのが関と定松です。3着まで入らないと優勝確率が下がります。定松が羽野の上を攻めることができるかどうかで、外枠の出番が決まります。定松の過去6ヵ月間の4コース成績は、14走して1着3回、2着1回、3着2回、着外8回です。やや不満の残る成績です。いずれにしてドリーム戦で3着で入った選手は、2日目以降も狙い続けた方が良いでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。