選手のレベルが上がればモーター次第

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SGで優勝した選手の次走成績を以前紹介したことがあります。

オーシャンで茅原悠紀が優勝しましたが、次走の芦屋周年で予選落ちです。クラシックの毒島誠、オールスターの定松勇樹も次走のGIで予選落ちです。グラチャンで優勝した土屋智則は次走が児島の一般競走だったので優勝ですが、これは相手のレベルが違っていたからです。A1級でもSGやGIでつねに走っている選手は、高いレベルで技術的な差はありません。選手自身のコメントを読めばわかることです。

敗因のコメントで「腕で負けた」とコメントする選手はいません。モーターの仕上がり次第で強く見えたり、弱く見えたりするのがボートの選手です。同じようにハンドルを切り、レバーを握っても、ターンの航跡は変わります。総合的なレスポンスの良さはモーター頼りなのです。A1級に限っては、選手の好き嫌いを作らないのが舟券の基本です。

桧村賢一（コラムニスト）

ボートレースクラシック

SG

グランドチャンピオン

4418 茅原悠紀

4238 毒島誠

5121 定松勇樹

4362 土屋智則

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」（サンケイブック）「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。