馬場貴也
馬場貴也

芦屋

旬レーサー 馬場貴也(滋賀・40歳)

{{ good_count }}

3コースの1着率が18%に低下

進化系ウィリーターンで2022年の最優秀選手に選ばれました。まだ、馬場が注目されていなかった頃は、3コースからのまくり差しが面白いように決まっていました。しかし、最優秀選手に選ばれ、トップシーンで活躍するようになると、一つ内側の選手が馬場の動きを止めるようになりました。1コースなら逃げを決めても、2コースから外になると厳しい抵抗に遭うようになっています。これは本人も認めています。まくりで勝つことの少ない選手なので、差しやまくり差しがワンテンポ遅れてしまいます。そのため割って入ることができず、全速で外を回すシーンも増えています。いずれのケースでも1着を獲るのが厳しくなっています。抵抗勢力に対して次の策があるかですが、正直見つかっていないようです。それが証拠に3コースの1着率は18%しかありません。

出足関係の仕上がりに不満がある

「今年は2月辺りまでは大丈夫だったけど、3月に入った時から体感がおかしくなって、出足が仕上がらず自分らしいレースができていなかったですね。 原因はプロペラだと思っていて、ずっとその状態を引きずっていましたが、5月の多摩川ボートレースオールスターで準優勝をすることができて、『流れは変わった』と言い聞かせて臨んだ住之江周年で優勝することができました。ただ、出足の調整に関してはまだつかめていないし、今年の下半期に向けてそこはしっかりとつかんでいきたいです。芦屋は初めてSGを勝った水面だし、イメージは良いし相性も悪くないと思っています。プロペラの調整とかもそれなりに合いやすい。一昨年1月の周年は優勝戦1号艇で6着。もう一歩のところまでで、芦屋GI初Vを獲り逃しているし、今回も良いメンバーだけどその中でしっかり結果を出せるように頑張りたいです」

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…23回 まくり…1回 まくり差し…9回 差し…6回 抜き…1回
※出場予定…GI芦屋周年=8月1日~6日
桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。